アクセルを踏んでいれば、車が自動で変速操作を段階的におこなうAT(オートマ)車とは違って、MT(マニュアル)車は運転が難しいと言われます。けれど、その難しさや、時には厳しさをも楽しみ、自分のテクニックを極める、運転好きをしびれさせるのがMT車なのです。このページでは、そんなMT車についてご紹介します。
MT(マニュアルトランスミッション:Manual Transmission)車とは、ドライバーがギアチェンジを手動で行う車のこと。エンジンへの動力を制御するシフトレバー(←縦横に動く:写真上左)と足元のクラッチペダル(右写真、左端のペダル)でギアを操作します。自分でエンジンの回転数に合わせてシフトを変えて行くので、自分で自在に車を操る楽しさがMT車にはあります。現在はAT車が主流ですが、運転好き、マニュアル車を乗り継いできたといった猛者達からは根強い支持があります。
● ギアチェンジによる運転の楽しさがある
● エンジンブレーキが利きやすい
● AT車よりも故障しにくい
● ペダルの踏み間違いによる誤発進の危険性が低い
● AT免許よりも取得にかかる時間が長く、費用も高め
● AT車よりも操作が複雑
● 車種の選択肢が少ない
● 衝突軽減サポートシステム等の安全機能装備の採用が難しい
メーカー別MT車リスト
スズキ | ジムニー / ジムニーシエラ / スイフト / スイフトスポーツ / ワゴンR |
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スバル | BRZ |
ダイハツ | コペン |
トヨタ | ヤリス / GRヤリス / GR86 / GRスープラ / カローラフィールダー |
ニッサン | フェアレディZ |
ホンダ | N-ONE RS / シビックタイプR |
マツダ | MAZDA2 / MAZDA3 / ロードスター |
大人気コンパクトカー。2023年に最新のテクノロジーを搭載したモデルが発売。実用的でありながら、燃費性能や操作性の良さが特長です。
ハイトワゴンタイプの軽自動車。広く快適な居住空間と乗り降りしやすいシート、使い勝手の良いラゲッジスペースなどが特長。燃費性能もGood!
比較的手ごろな価格で、スポーティなドライビングが楽しめる、FR&2ドアクーペ。超低重心で地を這うようなドライビングが魅力。
気軽な2シーターオープンカー。荷室が想像以上に広くルーフも電動開閉式と意外に実用性が高いところがポイント。爽快なオープンドライブを楽しめる。
コンパクトなボディサイズで都市部での取り回しに優れています。小回りが効くので、狭い路地や駐車場でも扱いやすい車です。
コンパクトなステーションワゴン。取り回しが良く、実用性も高く、ビジネスからプライベートまで幅広いライフスタイルに対応した車です。
日本を代表するスポーツカー!日本車離れしたスタイリング、コクピットと呼ぶにふさわしいインテリアが魅力!
丸目で可愛いデザインながら、ターボエンジンとMTを組み合わせた走りも楽しいモデル。軽快で安定した走りが特徴。
シビックをベースにサーキット走行を含む走行性能を極限まで追求した究極のスポーツモデル。レーシングカーを思わせる内装も魅力。
スポーティーなコンパクトカー。上質でスタイリッシュな内外装も魅力。
クルマ好きが存分に楽しめる躍動的なデザインが特徴の中型実用車。
普通自動車免許には「AT限定」と「限定なし」の2種類があります。AT限定を取ったけど、MT車にも乗りたい!そう思ったら限定解除をしましょう!
普通自動車のAT限定を解除すると、MT車に乗れるようになります。解除には限定解除の審査に合格する必要があります。限定解除の審査には、自動車教習所で教習を受ける、または運転免許試験場で直接試験を受ける方法があります。
学科教習や路上講習はなく、4時間以上(3日)の技能教習を受けます。クラッチとギア操作、発進と停止、コース内走行、坂道発進等の教習が行われます。受講後、教習所の技能審査に合格して「技能審査合格証明書」を受け取り、運転免許試験場に持参して申請の手続きを行うと即日に免許証の書換え(平日のみ)が可能です。
運転免許試験場に直接行き、限定解除審査(技能試験)を受ける方法です。教習所に通う場合と比較すると必要日数や費用は少ないですが、合格の難易度も高くなっています。